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アンビヴァレンス通りのアルペジオ





アバランチ2周年パーティー、とっても楽しかったです。
みんなが週末の夜にあつまる場所を守り続けていてくださり、我々ずぶのトーシロにつきあってくださるBig Deal様、深く感謝しています。お客さん、スタッフ、DJのみんなにも多謝。
有楽街のねこたちも、駐車場の側溝で寝てたときに遊んでくれてありがとう。


全員のセットリスト掲載という暴挙には、おいおいイケコー、みんなろくに曲順も決めず気分で曲かけてるというのに一体どうやってセトリなんか記録なさるおつもりだい?と不安になってしまったけど、イケコーは平然とA4判ノートを買ってきてガムテでVJの壁に貼っつけていたのでした。2周年をむかえても変わらずロウファイで、DIYを履き違えているアバランチが好きです。クロージングでオザケンの「ラブリー」をかける時間が好きです。



日中こそいまだ夏の日差しが後を引いていますが、夕方過ぎるなりすっかり秋めきメモリアルな今日このごろ。
ひとりでしっぽりビールのも。と思って、ビール瓶を栓抜きを用いずに開けようと、手近にあったマイナスドライバーでこじあけるべくがんばっていましたら、手元が狂っておでこにドライバーがグッサリ刺さりまして、でろでろーっとごきげんな量の血が流れてきて大変でした。


またぞろ「~な曲10選!」みたいのやりたくて、毎度そんな即物的なネーミングというのもどげんかなあと思ってスカしたタイトルにしただけで、秋に聴きたいレコードをいつものように選んだけど、もうそろそろこのシリーズ、付き合いきれないでしょう。


1. Haiquesque (When She Laughs) / Bibio



衣替えのように、秋になったらいそいそとこのレコードをひっぱりだします。
ジャケットがあまりに素晴らしい。どこか見覚えのあるような気がしてくるアンビヴァレンス通り。埃をかぶっていたカセットテープから鳴る、ピッチの狂いまくったバート・バカラック。結局のところノスタルジアというのは帰巣本能に由来しているのだろうけど、どうしてこうも心をざわつかせるのか、思い出ジャンキーを自任する僕は今年も考えています。この曲名の発音がわからなくって、最初「俳句セックス!」と呼んでいました。風流だよね。


2. Tonight, Tonight / The Smashing Pumpkins



オアシスのWhateverと対をなす名曲ですが、かの曲と正反対な端正なストリングスと、それに続くギターが秋の夜にとても沁みる。
対訳の載ったブックレットを握り締めて「僕のようなぽんこつでも、もう少しだけましな人間になれるのかもしれない」と涙をぽろぽろ流して聴いていたのだけど(キショー!)、初めてバンドの写真をみたとき「こんなツルツルパゲの人が歌っていたのか!」と俄かに動揺した思い出。ピクシーズもそうで、「こんな肉だんごみたいな人が歌っていたのか!」とびっくりしました。
なんかティム・バートンみたいなPVだなと思っていたんだけど、メリエスの「月世界旅行」を観たらこっちがモロに元ネタだったとわかった。


3. Days / Television



トム・ヴァーレインとリチャード・ロイドのツインギターが息を呑む美しさ。秋にはアルペジオが似合うと思います。ヒリヒリしたメランコリーとデカダンスは、都市生活者の孤独を歌い続ける向井秀徳にも継承されています。1stの「マーキー・ムーン」はもうちょっと寒くなってからが合う気がする。「日々、日々・・・」と連呼するコーラスで、なんか拠り所のない気持ちになれるのがいい。


4. Just A Shilhouette / Exlovers



バンド名が反則系、元カノズ(もちろん元カレズでもいいけど)今年ついに1stアルバムがでましたが、これはもう3,4年前くらいに出たデビュー7インチ。スミスやブラーやピート・ドハーティなど名だたるアーティストを手がけてきた名匠、スティーヴン・ストリートによるプロデュースです。
スーパーカー「リクリエイション」を思わせる、しっとりした初秋の風のようなギターがかぶさって、優しいベースが鳴り出したらもう心停止。
「ただの幻影」という曲名も、ずっと中毒していたいのにたった2分半でさっと消え去ってしまうメロディも、追い縋って掴もうとするとすり抜けてしまう、思い出そのもののような曲です。



5. マカロニグラタン / DJみそしるとMCごはん



現在のところ、音源はOtotoyでのダウンロード販売のみで発表、「白和え」とか「ピーマンの肉詰め」とかすべての曲が料理の曲!ローファイなトラックに載せて、ほぼ調理手順をラップするだけという内容で、しかもしかも、各曲の価格設定は各料理ひとりあたりの材料費、さらに手書きレシピがついてくる!CDとかレコードとかじゃなくデータ音源なのに「欲しい!買う!!」と思ったのは初めてです。
秋という季節柄を考えると「五目ごはん」にしたほうがよかったかもしれませんが(この曲も本当最高!)、おセンチモードにぴったりはまってしまったこの曲にしました。

先述の通り、リリックは基本的に調理手順の解説ラップ。ただ、合間合間に差し挟まれる他愛ないラインによって、ちょっとした作業、お湯を沸かすとか具材をボウルで混ぜあわすとか、そんな工程のいちいちに生まれてくる愛おしさ。それはまさに、家族や友達や恋人といっしょに台所で料理をしているときに感じる気持ちを見事に切り取ったものです。「料理」というささやかすぎる日常の幸福は「台所のリリシズム」とでも言うべきこのスタイルでしか表現できなかったはずで、こういう変則的なリリース形態にも必然性があったのだと思えてくる。この音楽は「ゆるラップ」とかそんなもんじゃなく、作り手の確信に裏打ちされた強度のある表現だと思います。ロックンロールは世界を救えなかったが、おいしいごはんは世界を救うことができると、DJみそしるとMCごはんはそう考えているはず。そしてそれは絶対に正しい。
(アルペジオ関係ない曲を最後に持ってきてしまった・・・)
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livingfortheweekend

Author:livingfortheweekend
AVALANCHE (The Final!)
2013 3.16(sat) @Big Deal
open 22:00
charge ¥1500(w/1drink,snacks and CD-R)

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