スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ひきつづき新春インディーまつり+She&Him新譜情報

明日からヤマザキ春のパンまつりも始まるそうなので。負けない!
(直接はっつけていないものは、曲名クリックでYoutubeにジャンプです。めんどうだけど、全曲はっつけるとページがすごく重たくなるんです)

・Veronica Falls - Waiting For Somethings To Happen (Bella Union, LP)

Veronica-Falls-Waiting-For-Something-To-Happen.jpg



悶絶!!!
星の数ほどにもいるジャングリー・ギターバンドの中でも頭ひとつ抜けているんではないかと思っているベロニカ・フォールズ。傑作曲を量産してきた彼らが過去最高にポップに突き抜けた、アルバムからのリードシングル。上記ニューアルバムは2/13日に発売だそうです。何は無くとも"Teenage"、このぴかぴかに輝きまくった7インチだけで今年前半生きてゆけそうなくらいの名曲です。



・Maya Vik - Bummer Gun (Oslo, Lp)

COVER-Bummer-Gun-1024x1024.jpg

フロム・ノルウェイ、Lana Del Rayと並ぶアイコン的存在となっているマヤ様。去年1st出したばっかりなのにもう2nd出してくれてました!
リンクさせた"On It (Kapow!)"は、ボーカルもウワモノのシンセも浮遊しまくるのにボトムは軽快かつファンキーで、良い。昨年7月の来日公演の際に撮ったというPV、20秒くらいのところで前を横切るおばちゃんがおもしろい。あと、ゴムてぶくろみたいな素材の服がえろい。
Flakeさんが出してくれている国内盤CDボーナストラックに、なんとReady For The World"Oh Sheila"のカバーが!かなりヒップホップライクなビートメイキングで、これも良い~!





・Ducktails - The Flower Lane (Domino, LP)

raw (3)

Real Estateのギタリストによるソロ、あひるのしっぽズの最新作も出ていた。
Cultsの人とかBig Troublesの人とか、Ford&Lopatin(意外。どちらかが学校の同級生だったんですって)とか、客演が多彩なのがすごくたのしそうなんだけど、タイトル曲”The Flower Lane”の仕上がりからして、2013年最初の傑作となっちゃっている予感がびしびしきます。これはもう、全盛期のキンクスの域に突入しているんではないだろうか(曲名もレイ・デイヴィスっぽい気がする)!涼やかなのに薄ほんのりとサイケデリックな酩酊感があるのも好き。Ducktailsといえば、三寒四温の四温目くらいに聴くこの曲はやっぱり最高だ。
外はあったかくなってきているけど僕はインフルに罹ってしまい、正岡子規みたいな生活をしています。



・Shout Out Louds - Optica (Merge, LP)

shout4.jpg

2007年のシングル"Tonight I Have To Leave It"を死ぬほど好きだったスウェーデンのバンドShout Out Louds、最近はサイドプロジェクトのWe Are Serenadesとかで忙しかったみたいですが(Neil Youngの"Birds"とか、Best Coast"Boyfriend"とかカバー曲がすごく良かった)、ついに4枚目のアルバムが来月あたまにでるもよう。
パーカッシヴかつ、雪が舞うようなフルートがたまらん、ダンサブルな新曲。



・She&Him - Volume 3
 (Merge, LP)

SheAndHimVolume3Details.jpg

5/7発売だそうです。待てねえーーー!!!
僕の記事での新譜情報のぱくり元Stereogumでは、収録予定曲リストを肴にShe&Him恒例のカバー曲をめぐって「これブロンディーのカバーじゃね?」「こっちは明らかにジャスティンビーバーやろ!」みたいな予想でやいやい盛り上がっており、よけいそわそわしてしまいます。
客演情報も書いてありましたが、マイク・ワットって・・・あのハードコアバンドミニットメンのベーシストだったマイク・ワットなのか!Punk Iconって書いてあるからそうなんでしょう。いったいどういうつながりなんだ。
そしてTilly & The Wall!あの無慈悲なまでにキュートなインディー・アンセム"Beat Control"のバンドですよ、これはかなりたのしみ!Rilo Kileyの人も親和性は高そうだし、"Breakin' Up"とか超好きだったので俺得(この曲はPVがやばい)。

あと僕、She&Himファンの方々に物申したいことがあるんですけど
M・ウォードを無視しないであげて!!!
そら僕だってズーイーお嫁にきてくれと思うけど、昨年出した彼のソロだってむちゃんこいいんですよ、ほらこれとか、寒い日にこたつで聴くと最高。




いつにも増して本文中リンクが多く、失礼しました。





スポンサーサイト

ストロークス新曲+新春インディーまつり

strokes-one-way-trigger.jpg

まるで嫌がらせかのように、またまたイケコーのイベントレポにかぶせて申し訳ないんだけど、だってストロークスの新曲がフリーダウンロードで公開されたんだもん!いつまでか分からないので、みなさまどうぞお急ぎを(要メールアドレス)。

ってなんじゃこれえええほとんどA-haのTake On Meじゃん!でも、いいなこれ。大胆なシンセ使いやジュリアンの張りきりまくったファルセットにビビるものの、コード進行やギターのフレージングはやっぱりストロークスだった。

ラジオでの発言によるとこの曲、新録曲の中では異端ぽいので、ニューアルバムに収録されるかわからないのだけど。なので、アルバムは全く違うかんじかも(いつものやり過ぎ路線だけはやめてほしいんですけど・・・)。
アルバム待ってるぞ、ストローワス!

2005-03-13.jpg


最近あんまり新譜情報書いてなかったので、聞き逃し厳禁音源を載せたいと思います。なんだか最近アバランチブログ、重箱の隅をつっつくような選盤ばかりで注目株を取り上げていなかったというのもあるし、僕の2012ベストがどうにも地味かつ暗めだったことへの反省もあり、たのしくってわくわくするやつだけ教えちゃう!

いつものように、曲名クリックでYoutubeに飛びます。



・Mausi - Move (Loose Lips, download from itunes)

mausi-move.jpg



即死!!!
アンセム不在の感は否めなかった2012年とうってかわって、2013年は最高にわくわくする年になるでしょう。全国のダンスフロアでこの曲が鳴り響くことになるんだから。リリックも素晴らしいんです、なにしろこいつら遊ぶことしか考えてないんだもん!なんなら僕も、今すぐPCを閉じてお外に踊り出たいくらいです。
一刻もはやく12インチをだして!



・Carried Away (Tiësto Remix) - Passion Pit (download from beatport)

Passion-Pit-Carried-Away-Tiesto-Remix.jpg

僕らのパーティーアバランチでもかかりまくるPassion Pit”Gossamar”収録曲が、かなりアゲポヨな塩梅でリミクスされていた。Tiëstoさんっていう人は、カルヴィン・ハリスやヤングブラッド・ホークのリミクスを手がけた人みたいですね。マネしちゃだめ系のPVが、お金かかっててかなりおもしろい。
これもはやく!12インチだして!



・Toro Y Moi - Anything In Return (Carpark, LP)

raw_20130127210413.jpg

かっちょえええええ・・・!!!みんなだいすきトロさんの3rdアルバム。前作のチル・ディスコ路線を踏襲しつつ、インディーダンスシーンのトレンドを神懸り的センスでハイブリッド、さらにダンサブルに。この人をいまだにチルウェイヴ云々の文脈で評するのはもはや失礼ですな。とても2013年の音だ!なおかつ、角の取れたソフトな手触りながら決してエッジを失わない絶妙なサウンドプロダクション・・・。トロさん!抱いてくれ!
70年代のスピリチュアル・ジャズみたいなアートワークも痺れ上がるぜ。



・Christopher Owens - Lysandre (Fat Possum, LP)

raw (1)

よりによって辞めちゃだめな方のメンバーが辞めてしまったGirlsは本当に残念ですが、こちらは当のクリストファー・オウエンスの1stソロアルバム。ジャケのフォントがメタルバンドみたいなのにはみんなが首をかしげているところでしょうけども、リンク先の曲のようにブラスや女性コーラスもついちゃったりして、Girls時代より表情豊かに、よりポップさを増したもよう。いいぞいいぞー!
また、ele-kingにおいて、アメリカでのレーベルメイトという縁で実現した元ゆら帝の坂本慎太郎さんとの対談も要チェキラウト。仏像のような表情で物静かな坂本さんに、キャッキャしながら質問攻めをかけるクリストファーが眼前に浮かぶような対談で、とてもたのしい!



・Cola Jet Set - Quan Ve Nadal (Elefant, download from itunes)

260x260_thumb_00015402.jpg

(何度でも言いますが)僕の大大大好きレーベル、スペインのElefantから!
片想いもそうなんだけど、メンバーが男子も女子もみんなかわいいバンドというのは、音も絶対に間違いないのだ。あいかわらず、にっこりしながらも思わずぽろんと涙がこぼれてしまう・・・そしてあいかわらず、曲名が読めないよ!
というわけでこの曲名をGoogle翻訳にかけてみたところ、「クリスマスが来るとき」ってこれクリスマスシングルだったみたいで、これはやらかした。でも、こんな曲を12月しか楽しめないなんてあんまりでしょ?なので個人的に今月いっぱいまでクリスマスを延長したいと思う。
今年もアバランチブログはスペインびいきでお送りします!



・Alpaca Sports - I Was Running (Luxury, 7")

raw (2)

なぜ僕がしつこく「レコードレコード、出せ出せ出せえ~」と言っているかというと、こういうのはレコードを手にしたときのドキドキがパないから!さらにタンテの上にのせて針を置き、レコードがくるくる回転をはじめて最初の一音が鳴った瞬間のドキドキがパないから!このアートワークはラップトップのディスプレイに映し出されても意味ないの、この音はアンプも通さないPC用のスピーカーから鳴っても意味ないの、わかったかイケコー!
※1 とは言うものの、Fastcutさんが日本独自企画のCDをだしてくれているので、超ほしい・・・
※2「アルパカ」って、間違えて「アルカパ」って言ってしまいませんか?
リリースは、僕の超絶好きなスウェーデンのレーベルLuxuryから。今年のアバランチブログは北欧方面にも色目を使いながらお送りします!

本の話

2013年の初回だった先週のアバランチ、寒かったし、皆さんお仕事帰りでお疲れだったでしょうに、足を運んでいただきありがとうございました。告知の遅れは完全に僕のせいです、たいへんご迷惑をおかけしました。はたやさんに出していただいたフード、から揚げパンとチキン南蛮パンとソースカツパン、どれもむちゃんこおいしかったなあ。


さて、長らくご愛顧いただいた我々のイベントアバランチも、次回3月16日土曜日で最終回となります。このブログはどうなるんでしょうか。他のメンバーの筆不精を良いことに、ほぼ僕の私物と化しているので、アバランチが終わってもときどき駄文をぱちくり書いて載せられたらいいなと思います。

「誰も読まない」とさんざ自虐をかましてきたこのブログ、実は最近「読んでるよ、おもぴろいね」と言ってくださる奇特な方々と意外なところでぱったりお会いする機会も少なくないのでして、ああああ書いててよかったああああと嬉し恥ずかし驚き桃の木20世紀したりしているのですが、それでなくとも自分のちっちぇー脳みその中身を露出狂のように披瀝する場があるというのは、幸福なことだなあと思っております。

とは言い条、まだまだ書きたいこともいっぱいいっぱいあって、ネタのメモは保存してあるのに遅筆すぎてアップに至っていない物も結構あるんです。音楽も勿論だけど、映画のこと本のこと、ゲームのことたべもののこと、あとやっぱりエロ話もすごく書きたいんだけど、イベントの宣伝ブログという性質上、かけないの。ほんとうに誰も読まなくなってしまう気がするから。

で、今日の記事なんですが、昨年末アップした2012年ベストディスクの記事の前後にアップしようと画策していたものの、年末毎日飲んだくれていたため幻となった「2012年ベスト本」記事から、1位のやつを抜粋して載せようと思います。いわば未発表音源のボーナス・トラックですな。誰にもボーナス感なんか無いのは知ってる。

今や音楽鑑賞以上にニッチな趣味になってしまった読書だけど、こんなにコスパの良い趣味も無いのになあ。だって図書館に行けば、本タダで借りられるんだぜ。画集だってマンガだってタダなんだぜ(おまけに美人司書もいる!!)。古本屋に行けば文庫100円くらいだし。それでいて、言葉というのは音や映像以上に僕の脳みそをブッ飛ばしてくれる。パティ・スミスも「あたしにはランボーの詩があればヤクなんて要らない」って言っていたし(ランボーじゃなくてボードレールだったかも・・・)、なんか退屈だなあという人は、パチンコなんか行かずに市立図書館に行ってみてはどうでしょう。

※パティ・スミスといえば!MC5のフレッド・”ソニック”・スミスとの間の娘さん(つまりロックンロール最強の遺伝子)、ジェシー・スミスさんのバンドBelle Ghoulが、僕の大大大好きなスペインのレーベルElefantから出したデビュー7インチ、最・高!!!
モータウンビートにのって唾を吐こう!SICK OF IT ALL! SICK OF IT ALL! イェイイェイ!




脱線した。ここからまた本の話です。

続きを読む

THE YEAR IN MUSIC 2012 - Jingu

さむい!金ない!もてない!

僕らの年末のささやかなおたのしみ、今年のベストディスク10発表です。The Year In Musicというタイトルは、今は亡きSnoozer誌の年末特集号からイケコーがぱくったものですたぶん。
前述のように例年にも増して金が無く、欲しい盤も買えていないものが多いのがたいへんくやしい。特にCeroを買えていないというのが・・・。イケコより僕の方がCero好きなのに!2nd聴いてないけど僕の方がCero好きなのに!(その後買いました...)

そんなわけで、これはと思って買ったものを大事に大事になんべんも聴きました。こうしてベストを挙げてみると、思いのほかメランコリックな選盤。ネガティヴなワードが頻出するのには、自分で「だいじょうぶか俺」と心配になります。というふうに精神分析的効用もありますので、みなさんも今年の音楽体験を振り返って「俺のベストディスク2010」を選出してみてはいかがでしょう。そんで僕に教えてください。

(以下、音源名をクリックでyoutubeにとびます)


1. King Krule / Rock Bottom (RINSE, 12")

raw_20121224153820.jpg

「どん底」と題されたこのシングルはまるで、音で聴く坂口安吾「堕落論」。
Girlsを思わせるセンチメンタルなコードでギターが駆け抜けたかと思えば急転、ビートはつんのめり、ギターはささくれ、ヴォーカルはリヴァーブがかりながらも血が滲むように生々しい。どこまでも悲痛で虚しく、決定的な喪失感に打ちひしがれる。
そして、The Streets "Empty Can"のラストラインをメロディごと引用した終盤―
This is the end of something I did not want to end, beggining of hard times to come.
Something that was not meant to be is done, this is the start of what was.
大切なものを手放してしまったとき、絶望と共に訪れる、解放のようですらあるあの感覚。そんな逆説的な感覚を見事にとらえた、いまだ18歳の青年による凄まじい一曲。



2. Mitsume / Eye (PRIVATE, CD)

raw (1)

練りこまれた各楽器のアンサンブルや、徹底的なまでに「過剰さ」を嫌う
アレンジ、音の隙間を聴かせる録音の素晴らしさには、Strokesの1stを初めて聴いたときにも似た衝撃を覚えた。この感性はあまりに日本人離れしている。加えてヴォーカルには(声色もさることながら)虚無まじりの退廃した幻想性を持つ歌詞世界から、やはり日本人離れした作詞の才能を持つ草野マサムネを想起させられた。世界水準、という言葉を安易にも持ち出してしまいたくなる、ついに現れた新世代。



3. Childhood / Blue Velvet (House Anxiety, 7")

raw (2)


音楽という芸術は時間という概念と切り離すことのできない関係にあって、どんなに素晴らしいメロディーでも、それが音として鳴った瞬間から過去へと流れ行き、もはやそこには無い。The La'sが名曲"There She Goes"で歌ったような「心焦がれながらも永遠につかまえることのできないもの」のメタファーとしてこの曲のメロディーは鳴っているように感じられる(Childhoodというバンド名からしても)。眼前にありありと思い浮かべることはできるのに、絶対に手に入れられない記憶、絶対に手に入れられない恋。この手の音楽を聴くと、そんなものに感傷を抱かずにいられなくなってしまう。
ちなみにイケコーが「ついにドリーミーインディロックの真打がイギリスからも!」みたいに言っているが、かの国にはすでにSpectralsというバンドがいたことを、奴は知らない。



4. 平賀さち枝 / 23歳 (KITI, CD)

raw (3)

あまりに可憐な見た目と裏腹に(本作のジャケ写を手がけたのは「未来ちゃん」の川島小鳥)国内インディー界きっての歌唱力の持ち主である平賀さち枝の新作は、荒井由美なんかを思わせるような歌謡曲的ポップネスを持つ作曲の洗練があり、手練れのバックバンドが紡ぐ豊かなグルーヴに彩られたカラフルなアルバムだった。
失われてしまう予感に満ちた恋や、かつて在った幸福な時間についての感傷を、うつろう自然の風景の描写の中にさりげなく表現する作詞の手腕にもいっそう磨きがかかっている。ー これはアンソニー・ドーア「メモリー・ウォール」に寄せられた円城塔の評なのだが ー 「自然の中に記憶が居場所をつくり続ける」。彼女の詩にはこの表現がとてもしっくりくる。



5. Dent May / Do Things (Paw Tracks, LP)

raw (7)

StreogumだったかRCRDだったか、海外インディポータルサイトが今年のインディーを総評したコメントに、Laptop is dead ― DIYの宅録音楽はもう飽きたよね。みたいな事が書いてあったが、そんなわけあるかい。
こういうお人良しのヘナチョコ男がベッドルームで宅録したような音楽に、僕は抗えない。全曲すばらしいが、やはり"Best Friend"が白眉で、自分のもとを去って言った元カノに"You and me is never gonna end"と懇願する、軟弱トロピカル泣きじゃくりディスコ。



6. Bryan Evershed / Not Going (Soundcloud, MP3)

artworks-000032893696-41cju5-t120x120.jpg

ひょんなことから友達になり、DJはたやさんちでラーメン食べたりナンバーガールをカラオケでいっしょに歌い、果てはVan MorrisonやNick Drakeの話で盛り上がりまくったマブダチ、LA在住インディーミュージシャンのブライアンが送ってくれた新曲。これまでのフォーキーな作風からは一変して、エレキギターがザクザクストロークを刻む、グレイトなポップチューン!
U2の"With Or Without You"を思わせるイントロから、パーティー明け朝帰りの倦怠と孤独をなよなよ嘆くヴァース。そして拳ぶち上げ級に盛り上がるアンセミックなコーラスで歌われるのは「日が沈むまで、俺ぜったい外に出ねえから!」というトホホな内容・・・号泣&最高!!!身内贔屓とかじゃなしに、本当にいい曲だと思います。彼のナイーヴな歌声は本当に素晴らしい。アウトロでオチ的にヴォコーダーヴォイスが入るのも良いんだ。
来年春~夏にリリース予定のニューアルバムに収録予定だそうで、本人も「2013年はBryan Evershedにとってビッグイヤーになるぜ!」と息巻いていました!期待してるぜブライアン!!!





7. DJみそしるとMCごはん / Mother's Food (Ototoy, MP3)

00000312841343748115180.jpg

台所が好きだ。本を読むのもたばこをすうのも、酒をのむのもXXXするのも台所でするのが好きだ。吉本ばななの「キッチン」もそういう話じゃなかったっけ。料理というものをなめてはいけない、料理とは生活の中心であり、思索であり、愛だ。親子、友人、恋人といっしょに台所に立って料理をする時間というのは、何物にも代え難い幸福だと思う。
この盤については以前の記事でも書いたが、おいしいごはんは世界を救うといまだに思っているし、このPVに出てくる人たちみんながとんでもなく良い顔をしているのを見るにつけ、いっそうその確信は強まる。たとえ失恋やらなんやらで深く傷ついていても、生姜をたっぷり使った料理を食べて体を温め、熱いお風呂に入り、よく日光を当てたフカフカふとんにもぐって寝れば、意外となんとかなったりするものだ。そりゃなんともならんときもあるけどね!



8. Young Dreams / Flight 376/Young Dreams (Telle, 7")

raw (5)

この曲を聴いてドキドキしないという人は、お肌も心もガッサガサなヤツに違いない!生姜のたっぷり入ったあたたかいメシを食って、風呂入ってすぐ寝ろ!乾燥する季節だから、寝室の加湿も忘れるなばかやろう!
ノルウェーのインディースターCasiokidsとMatias Tellezによる、全俺が大歓喜、神コラボバンドの1st7インチ。



9. Wild Nothing / Nocturne (Captured Tracks, LP)

raw (4)

Cloud Nothingsと並ぶ二大ナッシングの一角、Wild Nothingのニューアルバム。The Smithのように繊細で胸を締め付けるメロディーは、聴いていると窒息しそうになってしまう。今も窒息しそうになりながら聴いているが、指がかじかんでキーを打つ余力もなくなってきたし、お湯割りのグラスも空になったので誰かつくってきてほしい。おでんたべたい。



10. Tofubeats / 朝が来るまで終わる事の無いダンスを 2012 mix  (Free Download, MP3)

ASADAN2012_jacket.jpg

みんな大好きTofubeatsが公式サイトで無料配信。全国のクラブを中心とした、風営法改正を求める運動の中でアンセム化してゆきました。そういった文脈を抜きにしても、クラブで朝まで踊る「あの感じ」・・・友達とみんなでプチャヘンザする高揚、見知らぬかわいい女子と交わすアイコンタクト、DJが針を落とす必殺のあの曲・・・ダンスフロア上での幸福を表現しきった素晴らしい曲だと思います。
同じくフリーダウンロードで公開された、RiddimatesとHISASHI The KID (ex.The Beaches)による生音カバーもワルくて甘くてかっこよくって、最高(Jetsetのノヴェルティ限定で、このヴァージョンの7インチが貰えるらしい・・・!)。



ー番外編ー

イケコにならって僕も番外編を。
僕はAKBとかももくろとかのアイドル、わかりたいんだけどまったくわからなくって!かわいいし曲も良いとは思うんだけど、見てたらイラッ、ムカッとくるというか!僕の好きな沙村広明の漫画に「女子高生は一人でいると天使だけど、群れると豚」という至言がでてくるんだけど、そうそうそんな感じ!(ヤマコーパイセンとサトス君に申し訳ない...)みんながみんな一様にアイドル声すぎて、とても個人に感情移入できないせいもあるかも。でもジャニーズにも最初同じことを感じていたのに超好きになったので、イケコみたいにハマるのも時間の問題かもしれない。

ともかく、僕にとってのアイドルバンド、片思いの新しい10インチ(Ceroと同じカクバリズムから、12/26日発売。これを手に入れてたら今回のベストに絶対入れてた!)の予告を貼って、この長ったらしい記事を終わります。彼らは男子も女子もみんなかわいいし、動画での他愛ないやりとりを見てるだけで涙出そうになるもんな。で、この人たちにしかできない音楽をやっている。AKBとかの今様アイドルは、なんだか曲もメンバーもかんたんに交換可能なものに思えてしまって・・・はいもうアイドルDISは終わり!

片思い / すべてを

raw (8)




ひさしぶりとなるアバランチ、2013年最初の回は1/19土曜日、いつものBig Dealにて開催です!フライヤーがんばってつくってます!みなさま良いお年をお迎えください!

イケコーRevisited

アバランチというクラブイベントでの僕の相棒にして、小学校1年生からの友達であるイケコーが結婚したので、イケコーについて書こうと思う。

と言いながらいきなり私事で恐縮だが、僕は音楽の趣味が合う人としか恋人として付き合えたためしが無く、つまり今ほど音楽を聴いていなければ今なお童貞だったはずで、もしそうならきっとそれを苦に自殺というか童貞死していたと思う。そして僕が音楽を聴き始めたのは多分にイケコーの影響なのだから、イケコーは僕の命の恩人なのだ。

というのは半分実話/半分誇張だとしても、イケコーに教えてもらった音楽、それをたよりに自分でもディグりはじめて出会った音楽たち、さらにそれを通して新たに出会った人たち。そうした数珠つなぎの中でみつけてきた音、言葉、思想。僕はそんなふうにしていろんなことを考えたり、いろんな人たちと出会うことができて、それらの体験の集積が僕という人間をかたちづくっていると思う。

イケコーと僕との関係は完全に音楽のみで繋がれていて、たとえば酒を酌み交わしながら人生や将来について語らうとか、そういうことは一切したことがない。「あのバンドの新譜やばいよね!」とか「今年のベストアルバム決めようぜ!」といった他愛ないやりとりだけで、知り合ってからの20年を付き合ってきた。そんな会話が音楽ファンとしてとても幸福な時間だったのはもちろんだが、先述のようにめぐりめぐって僕の血肉になっている。僕にとってイケコーと出会わなかった世界とは、音楽の存在しない世界と同義なのだ。

なんかこの文章、なんとなくイケコー死んだみたいにテンションになってないか?そんなイケコーの結婚式、とても良い式でしたよ!
まず一般的な式場じゃなくて、洒落たイタリアンレストランでやるっていうのはナイスチョイス。新郎イケコーによる「お前ら普段ガストとかジョイフルでやっすいメシ食ってんじゃん?今日は腹いっぺえうまいもんくって帰れな。」という趣旨のMCで会場、爆笑に沸く。

なにはともあれ初めて食ったフォアグラ超うまかった!成金の食い物だとばかり思っていたのに・・・本当に旨いんだね・・・。白ワインも、酒っていうより「究極にうまい水」みたいな、まろやかな輪郭で信じられないくらい口当たりがふわっと軽い。ポルチーニのスープも、サイフォンで煮出すという洒脱なパフォーマンスもさることながら、あの芳醇な香りが忘れられない。あんな素晴らしいダシが出るもんだったとは。あとやっぱり、パンと一緒に出されたバター、出来立てですって言ってたけどほとんどスフレみたいな、フワンフワンして絹めいた滑らかな舌触りでフィールズライク夢心地。バターのせいでパンのおかわりを連呼して、パンばっかりぱくぱく食っていました。

当然ながら、お嫁さんもすごく品のあるお綺麗な方でしたよ!おそらくご家族へお手紙を読むコーナーなんかもあったと思うのだけど、僕そのとき喫煙所で、新婦の親族のゴキゲンなおじさんとうっかり仲良くなってしまいずっと焼酎の話していて、泣き損ねてしまいました。


そんなわけで今日はイケコー特集、イケコーゆかりの曲というか、イケコーと僕との思い出の曲を(と書いたらきしょくわるいけども)貼っていこかと思います。



・Venus & Serena / Super Furry Animals



高校生の頃は互いにマイベスト的なMDを作っては交換するというのをしょっちゅうやっていた。選曲はもちろん、曲順考えるのもすごく楽しかったんだよな。
この曲は一連のイケコーMDの中でもかなり初期のものに収録されていて、この曲をちっちぇーMDラジカセで初めて聴いたときが僕が音楽というものに心底ブッ飛ばされた最初の体験だったと思う。特にコーラスのメロディーとハーモニーは、当時メタリカばっかり聴いていた僕には(ばかだなあ・・・)異世界から届けられた音楽のような、それなのになぜか懐かしさを覚えるような不思議な魅力を持ったものと感じられた。
ところでSFAはウェールズ出身で、同郷ウェールズに爆笑ヒップホップグループGoldie Lookin Chainというのがいて、イケコーといっしょに笑いすぎて腹をねじくらせながら聴いていたんだけど、先日知り合ったウェールズ人に「GLCってウェールズでも人気なの?」と聞いたら「なんでお前GLCなんて知ってんの!?超クール!!」かなんか、感激っていうか爆笑されました。ちなみに彼らの代表曲はYMOのBehind The Maskをサンプリングした"Your Mother's Got A Pennis"という曲です。


・The Color Of Tempo / Prefuse 73



あれはたしか高3のとき、各教室にパソコンが1台ずつ設置された。僕とイケコーは毎日放課後インターネットに接続し、Warpという老舗テクノレーベルのオフィシャルウェブサイト(当時はYouTubeなんてなかったなあ)に飛ぶと、一心不乱に試聴しまくっていたのだった。
試聴だから15秒で終わってしまうのだけど、どういうわけかもういちど再生ボタンをクリックしさえすれば途切れたところからまた聴ける仕様になっていたため、僕らは無言でPCのスピーカーに耳を傾け、15秒置きに僕かイケコーのどちらかがマウスをクリックするというルーティーンが自然に生まれる。それは次第に、阿吽の呼吸と言っていい洗練された動作と連携とを獲得していった。向後の人生で二度と日の目を見ることのない無駄スキルだ。
イケコーがこの曲名をいたく気に入って何度も聴いていたこの曲聴きたさに、長崎市内で模試を受けさせられるのに乗じてタワーレコードで"One Word Extingusher"を買ったんだったなあ。僕が初めて買ったヒップホップのアルバム。ヒップホップのクラブに呼ばれたときにこれをかけたら、B-BOYの皆さんが口を揃えて「パネエ!」と言ってくれていた。

ちなみに、僕らの他には誰もいない放課後の教室で公共物を私的に用いて狂気のような電子音(たぶんオウテカの"ガンツ・グラフ"とかを聴いていたのかもしれない)をじっと聴いている僕らを指して、女子は「キチガイ」とか「変態」とか呼んでいた。


・Can't Stand Me Now / The Libertines



僕とイケコーは当然CDの貸し借りをすることもしょっちゅうだったが(今ではCDRに焼いてハイあげるとか、それすらあんまりなくなっちゃってさみしいなあ。僕がアナログレコードに移行したせいだけど)、互いのCDを一時的に交換するかたちとなるので、イギリスの名門インディー・レーベルの名前を借りて、この交換を「ラフ・トレード」と呼んでいた。なにかCD買ったら「今度ラフトレな!」みたいな。
レーベルとしてのラフ・トレードと言えば、ザ・スミスでもヤング・マーブル・ジャイアンツでもスクリッティ・ポリッティでもなく、僕らにとっては断然リバティーンズなのだ。
2008年の冬、僕の誕生日の夜、ドラムロゴスでクラブスヌーザーでイケコーとこの曲を踊ったあの晩は、僕の人生でも生涯ベスト級に素晴らしい晩だった。一晩だけでいいから、あの感じをアバランチでやれたらなあーといつも思う。


・Pounding / Doves



イケコーとの思い出の曲っていうのは挙げだしたらキリが無い。なにせ20年もの付き合いがある友達というのは僕には数えるほどしかいないし、そもそも僕が心から大好きでずっと仲良くしてほしいと思える最高の友達の一人だということに、今回の結婚式であらためて気づいた。
そんなイケコーのDJでも最も素晴らしい瞬間は、高校時代のイケコーMDに入っていたこの曲をかけるとき。歌詞は、なにかしらの大きな喪失への泣き言を並べ立てる内容なのだが、それが勇壮なスタックスビートと美しいメロディに載せて歌われ、「Yeaaaaah!!!」というシャウトとともにギターが16を刻んできらめきだすとき、喪失が解放に変わるというか、何か大切なものが失われてしまうこと、二度と手に入らないものを手放すことで、完全に自由になる逆説的な感覚が全身を襲う、そんな気持ちになれる曲。いや、結婚は手放したらアカンのだけども。


じゃあ最後に、モノクローム・セット、85年のシングル。最高のウエディング・ソングを!

・Jacobs Ladder / Monochrome Set




イケコー結婚おめでとう!末永くお幸せに!
プロフィール

livingfortheweekend

Author:livingfortheweekend
AVALANCHE (The Final!)
2013 3.16(sat) @Big Deal
open 22:00
charge ¥1500(w/1drink,snacks and CD-R)

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
FC2カウンター
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。